奥美濃 烏帽子山 茂津谷
ヤブ山ファンクラブ同窓会



 日  程:2001年11月7日 前夜発
 地域山名:奥美濃 烏帽子山 茂津谷
 メンバー:佐野誠 こまくさ 赤名 山太


  「今年の奥美濃詣では沢から烏帽子に行きましょう!」
  「あのう〜、もう沢はやめたんですけどぉ」
  「大丈夫ですよ!、ザイルを使うようなところはありませんから〜」


山太の仕事の都合で夜8時奈良出発となった。
あいにく名神が夜間工事のため、西名阪経由で桑名東から大垣に入る。
仮の宿は途中で藤橋村城の駐車場にテントを張らせてもらう。到着11時半だった。
テントの中では赤名さんチの芋鍋(この味は絶品)を囲みささやかな宴会。
髪の毛が薄くなったなあ〜、指がしびれる、腕が上がらない、と話が弾むが(--;)。
明日早いので1時にはシュラフに潜り込む。

まだ暗い5時に起きる。眠いよう〜、早速佐野さんが朝食の用意を始めたが、待ってよう〜まだ身体が寝ているので着いてから食べようよ。

入谷橋を渡った所に車をテポする。朝食風景


昔は徳山村に入るには谷筋の悪路を延々と走らされたが、今はトンネルのお陰で快走だ。
徳山村から戸入迄の道は水没するので、もう通ることはないかもしれない。
かろうじてダムの水没地域から外れる門入は今後どうなるのだろう。この地に初めて訪れて四半世紀になる。私の山旅のふるさとの様にも思える。

門入の村跡。正面は蕎麦粒山


ラジオでは今朝は今年一番の寒さだと報じている。ちょうど今日は立冬だ。
朝食を済ませ沢のスタイルに身を固める。ちょっといつもと違うのは露で濡れそうなので雨具のズボンをはいた。
山太は何年ぶりかで引っ張り出してきた沢靴は、接着剤がはがれているのが気になる。(--;)

堰堤を過ぎた所から烏帽子山を見る


7時過ぎ林道歩きから始まる。
堰堤の池を通り越してから、小さな尾根伝いに道が西谷に降りているのを見つける。
本流を渡り今日登る茂津谷出合で休憩。茂津谷はなだらかな流れだが水量が多い。
周辺の紅葉黄葉が見事だ。

水面に落ちている落ち葉が光って色取り取りですごく綺麗。晩秋の沢はすばらしい。
それにしても冷たい、歩いても歩いても体が温まらず足はジンジン冷える。
筋肉を暖めて動きやすくしようとする力と、それを阻止しようとする力が戦っている。
筋肉が負けそう〜。

茂津谷は明るいなだらかな谷が続く


どこまでもどこまでも平坦な沢が続く。
深いところで膝上ぐらいで、腕を使うような所はほとんど無い。

3メートルほどの滝が出てきた。腰ぐらいまで釜に入って右岸に取り付けば難なく越せそうだが、この寒さだ濡れたくない。
佐野さんが左岸にチャレンジしたがズルッとなって諦める。

林道跡から烏帽子山山頂、真正面のルンゼを登る予定


左岸の壁を立木に捕まりながら巻きかけたがトラバースできない。
上には昔の林道があるのでそこまで登ることになる。
赤名さんは四十肩(一応四十と云う事に)で辛そう〜。
林道跡は木が茂り自然に帰っている。私の持っている昭和48年の地図にはもう林道は載っているので、それ以前に伐採のために作られ、その使命を終えているのだ。
林道から今日登る烏帽子山が見えた。高い!、遠い!、あのルンゼを登るの〜(@_@)

最高地点から烏帽子山稜線が見える
これを見て登るのを諦める


しばらく林道跡の薮を漕ぐと元の谷へ降りた。ここは最初に谷と林道が交差するところだ。やっと高度が稼げるようになり、二つ目の林道交差地点を過ぎる。

小さな出合で行動食をほおばる。時間はすでに12時だ。木陰から黒壁からの稜線が見える。まだあそこまで登るのお〜。どう見ても2時間は掛かりそう。

佐野さんが調べた記録を読む。1時45分登頂、下山は7時半になっている。6月の記録だ。
待て待てぃ、この時期もう5時には暗くなる。下山時間を逆算したらこれ以上先へは進めないぞぉ。
おじさんたちは諦めが早い。これは今までの経験が豊富だからだ!。

登れなかった滝をザイルを使って下る


下りは登れなかった滝を降ることにする。
今回はザイルは不要と言っていたが、こまくささんの“なんでもザック”からはきっちりとザイルやハーネスが出てくる。

山太が長年愛用したシュリンゲを、もう使うこともないだろうと捨て縄に提供する。(そんな大したもんじゃないけど〜)

疲労困憊の足取り。もうすぐ本流出合いだ


登りも長かったけど下りも長い。空は真っ青だけど秋の谷は日が陰るのが早い。
足取りがますます重くなり、手がかじかむように足全体がかじかんで足が上がらなくなる。
ジャブジャブ沢を歩いていると冷えてくるので、薮を漕ぐとツタが足に絡まる。ちょっと足を上げればツタが取れるのだがその足が上がらない。
時間的なことだけ考えて撤退したけどいたが、体力的にも限界があったんだわ。
5時下山、時間的には予定通りの下山だ。着替えを済ませて車に乗り込んだ途端、秋の夜は釣瓶落とし!。

夕闇迫る茂津谷出合い


薮山ファンクラブ同窓会山行!!、頂上は踏めなかったけど、天気よく景色よく楽しい仲間で晩秋の沢登りを満喫しました。