中央アルプス・濃ヶ池の静景


濃ヶ池。わずかな風でも湖面は揺れる。ファインダーを覗きじっと我慢の一時間。
宝剣岳は見事に写った。

 【地  域】中央アルプス
 【山  名】宝剣岳・木曽駒ヶ岳
 【日  時】1999年08月02日朝発〜03日
 【メンバー】山太
 【天  気】晴れ時々曇り
千畳敷カールの最後の登り。ちょっとカメラ休憩。
宝剣岳より連なる中央アルプスの峰々。
空木岳は結構立派だったんだ。
雨の中越百山まで歩いたのは、遠い思い出。
寝過ごした!。目が覚めたらもう駒ヶ岳が染まっていた。
テントからあわててシャッターを切る。

濃ヶ池から見たもう一つの景色。
チングルマと南アルプスと富士山。

駒飼ノ池カールは千畳敷カールより数倍は美しい。
なんと言っても静かなのが嬉しい。雪渓も残っている。

駒ヶ根インターを降りてすぐ、誘導されるがままに駒ヶ池の駐車場に導かれる。
 ここが矢問源氏さんが言っていた一番下の駐車場らしい。朝9時頃だってけど、一台のバスでは乗り切れないほど並んでいて、バスはギュウギュウになった。

 しらび平ではロープウエイに乗る整理券が配られた。
約2時間待ちだそうだ。先を急ぐわけでもないので気が楽だ。
風の音や鳥の声を聞きながら木陰で昼寝をする。BGMに音楽が流れていないのはうれしい。

 千畳敷のお花畑はちょっと旬がすぎたようだ。めぼしい花を撮りながらの登りは疲れなくていい。時々日差しを遮ってくれる白い雲もうれしい。

 別に登るつもりではなかったが時間つぶしに宝剣岳に登ってみる。何年か前1月と7月に登っているがここの展望は三度目の正直だ。

 早々と駒ヶ岳のテント場でロング缶を3本買い込んで、南アルプスとイカの塩辛を肴にグビリグビリ。

 3日、朝ぁ〜!。

 目が覚めるとテントに日が射している。しまった!、寝過ごした。
4時頃起きて駒ヶ岳の御来光を撮ろう・・。なんて思っていたらちゃんとアラームをセットしとけよな!。
 今日は丸いエエ御来光やったなあ〜、なんて声が聞こえる。ちきしょう。
しゃあないのでふてくされて駒ヶ岳に登る。
 御岳がデーンと座り、乗鞍から北アルプスが広がる。勿論八ヶ岳も南アルプスも〜、奥に控える富士はいつも通り表情を変えない。

 宝剣山荘まで戻りザックをテポして濃ヶ池まで下る。ドンドン下る。こんなに下って良いもんだろうか?、心配になってきた。
 カールを下ると駒飼ノ池だ。今は池と言うより堰堤で谷が埋まったような感じ、お花畑が綺麗だ。

 濃ヶ池はほんとに良いところ!。宝剣岳が池に写りこれぞ絵はがき!と言う景色だけど〜(^.^;。
 目を移せば南アルプスの向こうに富士山が見える。片道一時間は掛かるが、にぎやかな千畳敷カールでは味わえない、すばらしい山景色に満喫する。
 ここは山ヤの世界だ!。満足満足。

 この濃ヶ池こそ今回の山行の目的だった。そろそろピークハンターは卒業だわ。
 ちょうど24時間山頂周辺を楽しんで降りる。ちょっと御来光が心残りだが〜。



 #(~0~)/U   〇~~/\/\~~/\~~ 《山太 (snt) Santa!》
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