芦生原生林新緑に入る


空洞になっても生きている杉


【山  名】  小野村割岳(932m)
【地  域】  京都北山
【日  時】  1999年05月12〜13日
【メンバー】  ゲキさん、こまくささん、山太
        


 12日〜13日と京都北山に遊びに行ってきました。メンバーはゲキさん、こまさん、山太です。

 山登りなら晴天も良いが、写真を写すならイマイチ!。と言うわけで、雲一つないあいにくの天気でしたが、新緑の原生林を満喫してきました。

 出町柳7時50分発のバスは、広河原に着く頃には私達の貸し切り状態になった。平日登山隊のメリットである。



 

シダが茂りまるでガーデニング

 広河原から佐々里峠までは自動車道をさけて、登山道をのんびりと歩く。一汗かいた頃峠についた。
 峠から灰野谷の山道はよく踏まれて歩きやすい。



 目的の大杉は稜線にあるらしい。
 ゲキさんの予定では分岐にザックをテポしてピストンするつもりだったようだ。重い荷物はここまで担ぎ上げれば良かった。
 でも少し頑張って赤崎東谷に下りるルートを取ることにしたので、ザックを担いで歩くことになった。
 この佐々里峠から小野村割岳への稜線は、地図に無い道だが結構はっきり続いている。

 この辺は全く伐採が入っていないようでブナや杉の大木が目立つ。杉の大木は中世のお城のような形もあり、マンモス象の様な形もある。杉と言えばまっすぐに天を貫くように立っているイメージがあるが大違いだった。

 はっきり言って行儀良く育っているとは言えない。その行儀の悪さ故、折れた枝の所や幹に寄生する植物が茂り、中には100年は経とうかという木さえ茂っている。
 もはやその杉はその寄生された植物に精気を奪い取られ朽ちかけている。この幻想的な情景はこのような晴天ではイマイチだ、出来たら霧がたちこめた日に撮りたかった。

「山太さん、小野村割岳までピストンして一つ稼ぎますか〜。」
「いやいや、そんなしんどいピークハントなんて興味ありまへん。」


 そんなことを言っていたのに、赤崎東谷に下る道が見あたらない。とうとう小野村割岳まで歩いてしまった。
「ありゃりゃ、登ってしもうたがな〜。」
 下山道が見つからなかったおかげでピークを一つ稼げた。“HiO丹からこまくさ”である。

 それにしてもここでも小野村割岳から沢へ下るルートが見あたらない。またまた稜線を歩かされることになった。

 高校のインターハイだっけ、二三年前にあったらしい。その時の整備された新しいルートがやっと見つけた下山ルートだ。

 にわか登山道は踏み跡があったり無かったり、沢を何度も渡る渡る渡る渡る渡る!。
 沢登りの足廻りだったらどんなに楽だろう。それにしても新緑が綺麗だ、綺麗だ綺麗だ。沢を渡る渡る渡る。


 

小ヨモギ作業小屋に着いた


 翌日はのんびりとトロッコの廃線ルートを歩き、美山町の茅葺き山村を見る、鯉のぼりが勢いよく泳ぐのをじっとファインダーを覗き待つ。木陰でお昼寝。そして締めくくりは月例会と、なんとなんと何倍も楽しめた2日間でありました。
 一つ残念だったのは雨が降らなかったこと〜。

 〇~~/\/\~~/\~~ 《山太 Santa!》

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