これぞハイキング!。生駒越え



 久しぶり、駅から歩くシリーズです。

 【地  域】大阪生駒
 【山  名】生駒山
 【日  時】1999年03月24日朝発
 【メンバー】山太
 【天  気】晴れ


 近鉄生駒線、元山上口駅に一人のオッサンが降り立つ。彼はここを歩くのは初めてのようであるキョロキョロしている。

 滝田川を渡りしばらくは自動車道を歩く。お〜い!どこ行くねん。そっちとちゃうぞ!〜。
 オッサンは何の躊躇いもなく住宅の中に入っていった。この住宅は結構広いんだ。オッサンはどうやら間違いに気づいたらしく、住宅の最上部を回りだした。そんなとこに道はあるかい。
グルッと住宅を一回りしてやっと住宅を脱出、でもこの道も千光寺へ行く道ではないんだ。
 とうとう畑のおばさんに聞いている。答えは「もう一度、下まで降りなさい。」って。ざまーみろ、ちゃんと地図を見るんだよ。

 生駒山口神社の石段を見上げている。どうやら上まで登るのはやめたようだ。やっぱりオッサンだ。


 この辺からどんどん高度を稼ぐ、梅は散っているが桜はまだまだだ。
ウグイスの声を聞いて、立ち止まるオッサンであった。でも絵になる被写体がないので残念そうである。

 千光寺立ち寄ってから少し戻り、鳴川峠の道に入る。桜の木が多いがつぼみ未だ堅し。

 鳴川峠で弁当を広げビールを飲んでいるのはあのオッサンではないか。どここからかお寺の鐘が鳴ってくる。ちょうど12時に昼飯とはまじめなオッサンだ。
 椿の花がいっぱい咲いている。何とかそれをメインにして写真を取ろうとファインダーを覗いているが、シャッターの音は聞こえない。格好だけか〜。

 視界が広がり大阪の町が一望だ。大阪平野をバックに枝振りの良い桜が一本目に付いた。勿論まだ開いていない。オッサンは悔しがる。


 万葉植物展示園ちゅうものがあった。オッサンは珍しい三枝と言う花が咲いているのを見つけ、しきりにシャッターを切っていた。
 メモを取りだして控えてる。ちょっと見せてもらう。

  三枝(さきくさ)

  春さればまづ三枝の幸くあらば後にも逢はむなしこひそ吾妹
            柿本人麻呂

 枚岡梅林はもうすっかり梅は散っていた。歩き足らないのかこのオッサンはその後、東急ハンズをうろついているのを見かける。

 #(~0~)/U カンパーイ  〇~~/\/\~~/\~~ 《山太 Santa!》

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