今年も奥美濃に登ったゾイ!瓢ヶ岳だわ



 毎年恒例の“屏風山脈の山旅”は台風の後遺症で今回オジャンになってしまいました。直接の被害としては、我が家のカーポートの屋根がとばされただけだったんですが、こんなところで影響するとは〜。


【地  域】奥美濃
【山  名】瓢ヶ岳(1,162.6m)
【日  時】1998年10月20日夜発、21日
【メンバー】佐野誠さん こまくささん、山太
【天  気】雨

 奥美濃に入る道は台風の影響がかなりでているようです。去年から予定していた越山は通行止めの為行けなくなりました。それじゃあと企画した白木山もやっぱり通行止め。雪が降れば冬季閉鎖になるので、今年はもう整備しないようです。
 それで奥美濃南東の端にある瓢ヶ岳に登ることになりました。

 平日おじさん隊は20日の夜大阪を出発する。なんせ登山道が整備されている山だから日帰りで行けるんですが、本当の目当てはたき火を囲んで火遊びをすることだったんだわ〜。
 それで名神が夜間工事のため通行止めとなり、夕方、明るいうちの出発となりました。

 片知渓谷に入り、きれいな林道をグングン登っていくと、整備された森林公園があります。今夜はこのログハウス風東屋にテントを張らせてもらう。早速薪を集めて段取りよく宴会が始まる。
 たき火をいじくりながらビールやワインで語り合う。谷間から美濃市内だろうか、2万ドルぐらいの夜景が見える。夜遊びは1時頃まで続いた。

 朝6時頃目が覚めるとポツリポツリと雨が降り出してきた。こんな天気予報じゃなかったんだがなあ〜。
 だんだん本降りになっていく空を見上げて、雨の支度をする。私も渋々ゴアのズボンだけはくことにした。
 東屋がある駐車場から少し登ると展望台への道がある。小さく瓢ヶ岳Cコースと書かれてあった。この道は公園ができたときにつけられた道らしい。
 バブルの頃、時の総理大臣「ふる里1億円ばらまき騒動!」があったが、その片鱗だろうか。総工費9999万円と記してあった。

 あまり踏まれていないので道にも草が茂り、それを必死にくいとめようと刈り込みはされているようだが、この維持費も大変だろう。

 展望台まで約20分ほどの登りだ。山ヤにとっては大した登りではないが、観光として訪れると結構しんどい。おまけに展望台からの眺めは東屋からみた眺めと大して変わらない。

 展望台から瓢ヶ岳へは一端下る。ドンドン下る。沢に出ていよいよ登りかと思ったが、道が怪しくなった。いやまだ沢を下るのだ。
 AコースBコースと合流すると昔からの道になった。植林の暗い道だ。足元は大きな石がゴロゴロして歩きにくい。
 展望台から30分ほどで稜線に出た。この辺は骨ヶ平と言うらしい。相変わらず見晴らしは悪いが、自然林になり秋色になった。紅葉はもう少し先だろうか。

 急登もなくダラダラとした登りで瓢ヶ岳の山頂に着いた。すぐ近くの高賀山は見えるがその先は雨とガスで展望が悪い。南の方は水墨画のような山並みが見える。もう少し晴れていると絵になるんだがなあ〜。
 この雨では長居する気もなく、それでも立ったまま一応ビールで乾杯、記念写真を撮り早々に退散する。

 奥美濃の山はアプローチが大変で藪山も多いのですが、瓢ヶ岳は里からも近く、手軽な山です。
 私としては美濃道を通ると優美な姿が見えて気になっていた山でした。月例会と重なってしまったのでちょうど手頃な奥美濃ピークハントでした。

 8時頃出発、10時頃山頂、11時半頃下山だったと思う。 


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