ムカゴが目的だったかもしれない今回の山行。 |
久しぶりに根性のある台風でした。(^^;
我が家ではカーポートの屋根が飛んだだけでしたが、明日香を訪れてみるとビックリ。
屋根屋根にはブルーシートが掛けられ、傾いた看板、倒れた樹木。台風の爪痕は以外に大きかった。
談山神社へはこの石段から始まる。
【日 時】1998/10/06
【地 域】奈良 明日香
【山 名】談山 御破裂山
【天 候】晴れ
【Menber】藤ユリ 山太
見晴らしのい談山神社の駐車場に車を停めて、お土産店“ふくや”に立ち寄る。おじさんは気安く「テクテクマップ」をくれる。ここの駐車場は自家用車は無料だ。おお太っ腹!。
少し階段を下り参道に入る。おみやげ屋さんが建ち並んでいるが、紅葉にはチト早く一軒だけしか営業していなかった。
ここは神社だが、ちょっと変。確かに神社だが建物はお寺のようにも見える。十三重の塔は本来お寺にあるものだ。
談山神社から御破裂山と談山への登り口。
簡単に観光を済ませて御破裂山の山道に入る。大スゲえ!。樹齢何百年もの大木が行く手をさえぎっている。
いたるところに折れた枝が散乱していて、台風のものすごさにびっくりする。
談山周辺はまともに風を受けたのだろう、まるでアスレチックのように倒木を跨ぎ頂上を踏んだ。
こんな大きな木があちこちで倒れている。
この談山は“かたらいやま”と言うそうだ。藤原鎌足と中大兄皇子とが「大化改新」の談合を行ったところから付いた名前らしい。
御破裂山も被害が大きく、以前訪れたときは鬱蒼と茂っていた頂上はすっかり明るくなってしまった。
談山への登り。
林道脇のムカゴを摘みながら念誦窟を訪れる。私が登り口で写真を撮っている間に妻は先に石段を登っていく。
中程まで登ったときに妻は血相を変えて降りてきた。
「もうこれ以上へ行ったらあかん!。」
「?」
「お墓だけやから行かんほうがええ」
「??」
彼女はスタスタと降りてしまった。私は気にせず増賀上人の墓まで登る。石を丸く摘んだ珍しいお墓だ。周辺は墓地になっていて、古い墓、新しい墓がたくさんあった。
御破裂山の頂上は枝が折れて明るくなった。
駐車場に戻りおみやげやさんで、私たちが御破裂山に登って念誦窟を訪れたことを話すと、おじさんがいろいろ教えてくれた。
・昔は談山神社はお寺だったので普通の神社とは造りが異なっていること。
・護り寺を含め数千人の僧侶がこの周辺に生活していたこと。
・台風7号の被害がひどかったこと。
・念誦窟にある墓石がたくさん倒れてみんなで整備したこと。
・念誦窟にはたくさんの僧兵や家族の居ない僧侶の魂が眠っていること。
小さな花。(^^;
「わしはあそこに行くと頭がジンジンする。霊感の強いお坊さんは動けなくなる人もいる。」そんな話をしだした。
それを聞いた嫁はびっくり。「やっぱり!。」彼女は石段を上っていくとなにか異常を感じたらしい。
念誦窟。あなた霊感感じる?
周辺をみると墓がたくさん建っているので、これ以上近づいたら駄目だと思い、念仏を唱えながらすぐ引き返した。
「もうこれ以上へ行ったらあかん!。」と血相を変えて私に言ったのはその時だった。
私は(なに言うてんねん、けったいややっちゃなぁ〜。)何て思いそのまま登り、お墓の写真を撮ってその辺をうろついて降りてきた。何にも感じない。
私は霊感って信じないんですが、五感以外に霊を感じるもう一つの感覚がやっぱりあるのだろうか。
不思議な体験をした談山神社ハイキングでした。
談山神社のホームページがあります。
#(~0~)/U カンパーイ 〇~~/\/\~~/\~~ 《山太 Santa!》
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