囲炉裏風味の堂床山


GPSとカシミールで制作。画像はランナーさん提供


 堂床山に登りませんか。と言う誘いにたくさん集まっていただきまして有り難うございました。

 堂床山ってマイナーな山だったんですね。そんなことも知らず、地図を見てふと目にとまったのがこの山でした。
 囲炉裏村民の北摂ファンも登っていない、隠れた秀峰でありました。ホント?

【山  名】  堂床山(584m)
【地  域】  北摂
【日  時】  1998年09月23日
【メンバー】  ミ〜ヨン、すてひじり、ランナー、たけ・あまこ、てる夫婦、
        パルプ、ナラン、矢問源氏、助役夫婦、伊能、ベリ、山太
【コ ー ス】  島学校前→仁頂寺→丸山→堂床山→才ノ神峠→森上
結構歩いたもんだ。画像はランナーさん提供。


 矢問源氏さんの緻密な調査の結果、日生中央発9時22分のバスと決まる。

山への取り付きは洗濯物が目印?。


 予期せぬ参加者もあり、総勢14名の参加者になった。日生中央で、初対面の方の名刺交換が始まる。
 おい、一人足りないぞ。一番最初に参加表明をしたベリさんがまだ到着しない。
携帯で連絡を取ると、こちらにむかっている途中だが、どうやら予定のバスには間に合いそうにない。ひとりでタクシー出来てください。(^^;)

 台風一過!。とは言い難い曇り空だ。でも天気が良くなる兆しが見えている。

障害物競走もせにゃ〜。


 島小学校前で三脚をセットして記念写真。後はベリさんが到着するのを待つだけだ。
 一人でタクシーを乗り付けたベリさんはリッチだ!。遅れた理由は????ということだ。聞かないで置こう。(^^;)

 バス停前の大島小学校では運動会が行われていた。
「今は晴れていますが、今日は天候が急変するおそれがありますので、予定を大幅に変更して行います。」
 おいおい、そんなこと言わんといて〜。

 住宅地の中程から山に入る道がある。林道だが道標は全くない。おまけに入口には柵がしてあり、歩いて入るのも拒んでいる。

 林道は送電線の鉄塔を建てるときに付けた道だろうが、廃棄された車やショベルカーが放置されている。今となってはもう使い物にならないだろうが、もったいないもんだ。

アケボノソウ


 この堂床山は囲炉裏村初登頂だと思っていたら、なんとランナーさんが数年前に登っているそうだ。残念。

 SUMIEさんがアケボノソウを見つける。スリムなきれいな花だ、横綱の曙そっくりなので覚えやすい。どこがやねん。

 送電線をくぐり、しばらく歩くと谷筋の道は生え込んできた。足元の道はよく踏まれはっきりしている。谷から尾根にとりついてほんの数分で枝尾根に登り付いた。チョロイチョロイ!。

 ここで初めて“堂床山→”の小さなプレートを見る。間違いなく堂床山に近づいているんだと確認する。

 おなかがグウグウ鳴ってきた。一人だとここらでオニギリを1個ほうばっているところだが、今日は我慢我慢。

堂床山登りより丸山


 細い登山道から、自動車でも通れそうな広い道に出た。丸山と堂床山間の尾根だ。

 志願者だけで丸山にアタックする。ほんの5分ほどで着いてしまった。なるほどこんもりした丸い頂上だが展望は全くない。

 私たちは丸山と堂床山の鞍部を目指して登ってきたが、かなり丸山側に上がってしまった。送電線周辺で峠に登る道を見逃してしまったのだろう。まあ、丸山のピストンが楽だったので良しとしよう。

 堂床山の最後の登りは結構きつい。木につかまりながら腕力で登る。頂上は私たちが宴会をするのにちょうどいい広さだ。残念ながら全く展望はない。

 ちょこ生意気にも、2等三角点の石があった。最後の登りといい、頂上の雰囲気といい隠れた秀峰である。

 各自思い思いの昼食が始まる。オニギリ・ラーメン・パン・お好み焼き・お弁当・鰻丼・お菓子。

恒例!、バンダナと記念写真


 パルプさん、ミーヨンさんのお裾分けがどんどん回ってくる。ベリさんのザックからは、女の子のようにお菓子が次々出てくるのには驚いた。

 下山は尾根を北に向かい、三草山方面に降りることにした。こちらの方も道ははっきりしているがよく茂っている。

 ズルズルっと滑るような急な下りだ。何人かが滑り、歓声が上がる。ワーイ。林道に出たのでやれやれ、これで無事帰れる。

 私は山から下りた後の林道歩きは結構好きだ。余韻を楽しみながら秋の収穫はないかとキョロキョロ。(^_-)

 ところがこの林道どうしたことか、どんどん登っている。ふつう下山後の林道歩きは下っているもんだぜ。おまけに蒸し風呂のように暑い。

和やかに林道を歩く。


 ほんの一握りほどのムカゴを採ったが、森上のバスの時間が迫っているのでそうノンビリもできないらしい。

 山行報告はここまで。チャンチャン!

 能勢電鉄山下の駅にて、「どこかで打ち上げをやろうか。」という事になる。

 ナランさん、ベリさんは、「みつ豆で打ち上げや〜。」と言うが賛同者が少ない。どこか良い店はないか。地元のりかあさんを呼び出す。

 ちょっと歩いてみると、たこ焼き屋さんの裏に立派な杉の木が生えている。「アソコでもいいなあ〜。」

 5百円のたこ焼きを5皿買って裏の空き地を提供して貰う。駅前のコンビニでアテとビールをを買い込んで、にわか大阪城公園だ。
 宴会は日が暮れても続いた。


たこ焼き屋の裏を借り切る。 そして日が暮れた。
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