秋風招く静かな北アルプス表銀座




 ちょっと時期を外せばこんなに静かだとは思いませんでした。
北アルプス表銀座ゆっくり楽しんで来ました。

 【日  程】:1992年9月8日前夜発〜9月11日
 【大地域 】:北アルプス
 【小地域 】:表銀座、槍ヶ岳
 【入山地 】:中房温泉
 【下山地 】:新穂高温泉
 【メンバー】:たけちゃん 山太 二人


9月 9日

 中房温泉5:45→7:55合戦小屋8:05→8:50燕山荘(燕岳ピストン、昼寝)11:45→14:15大天井岳14:25→15:00大天井ヒュッテ

大阪からの急行ちくまは、ガラ空きでした。一人ワンボックス(4人)という豪勢なスペースで、こりゃぐっすり寝れるわい!。と思いきや、そういう訳にもいかず、名古屋からの乗客が多く、起こされてしまいました。でも二人でワンボックス、ゆっくり出来ました。寝れなかったけど、(^_^;

 JR穂高駅に着いた時は、まだあたりは真っ暗。もうバスのない季節です、私達は二人なので、誰か一人か二人のパーティーと、タクシーに相乗りでもしょうと思っていたのですが、改札を出た途端にタクシーの運ちゃんが、手際よく客をひっつかまえては、次から次へと乗せていき、私達にそういう相乗りの交渉をさせる隙を見せませんでした。
 しかたなく私達二人で中房温泉まで乗ったのであります。メーターは5800円位だったかな。
  ※相乗りの交渉は改札口を出る前にする事。

 それにしても飛ばす飛ばす、町中は90キロものスピードを出すんだから、無事山に登れるんだろうか心配でした。(^_^;  中房温泉からの登りは、北アルプスでは3本の指に数えられる位、急登だという事ですが、軽い軽い、なんなく合戦小屋に到着。 すこし休むと冷たい風が気持ち良く、すっと汗が引く。
 たけちゃんがこの合戦小屋の西瓜を楽しみにしていたのですが、もはや店じまい。残念でした。
 ちょっと日差しがきつくなったなあ、と思う頃燕山荘に到着、オオ見える見える山がいっぱい、360度の展望。

 燕岳の頂上で1時間以上もの昼寝、こういうのんびり山行も気持ち良いね。
 昼からはガスが出てきて、大天井岳の頂上は残念ながら何も見えない山頂でした。
 大天井ヒュッテのその夜は3パーティー、6名の宿泊者だけでした。個室なんてたのまなくっても、各パーティー個室となった訳であります。(^_^)
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9月10日

 大天井ヒュッテ6:30→8:00西岳小屋8:05→8:45水俣乗越8:45→9:55大槍ヒュッテ10:00→10:35槍ヶ岳山荘(槍ヶ岳ピストン30分)12:00→14:30槍平小屋

 昨夜の食事、そして朝食も、結構美味しかったですよ、標高2700メートル、天水しかないこの小屋で、こんな美味しい料理が出来るなんて、不思議なくらいです。
 ちょっと天気は下り坂です。朝見えていた槍、穂高も雲がかかり、時間が経つに連れ、槍が隠れてしまう、と云う状態です。 昨日も、今日も殆ど人には合いません。大天井小屋から槍までたった二人出会っただけです。
 槍ヶ岳山荘周辺はガスが濃くなり、視界数十メートル、雨もポツリポツリ。だーれも居ないので待ち時間もなく、肩から槍の頂上まで15分、頂上では一枚スナップを取り、早々に下山。ああ、あ、2度目の槍も雨の中です。(^_^;
 下りに弱いたけちゃん、どうも遅れ気味、標高が下がるに連れ、徐々に天気は良くなってきたが、岩が濡れているので、歩きづらそうでした。
 私は下りは得意なんです。(^_^)

 槍平小屋は森に囲まれた、すごく良い雰囲気の小屋です。こういう場所で生活したいなあ。 昨夜は1パーティー1室という、個室ですごく気分を良くしたのですが、今夜はもっとすごい!。宿泊者は私達だけです、つまり山小屋丸ごと今夜は貸し切りだ!。缶ビール二人で、えーっと、何本呑んだかわからない??。
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9月11日

 槍平小屋6:30→9:30新穂高温泉→高山

 今日はただただ下るだけ、なーんも書く事ありません。新穂高の共同浴場にゆっくり入り、極楽極楽。雨の新穂高温泉でした。

                  * 山太 (Santa!) *

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