超低山ハイク・大和三山回遊


橿原神宮の深田池にはもう桜!

 またまた駅から登れる山シリーズ、大和三山回遊の巻です。

 大和三山とは畝傍山・香具山・耳成山ですが、この三山の標高を足しても500mにも満たないという超低山であります。

【山  名】 畝傍山(199m) 香具山(152m) 耳成山(140m)
【地  域】 大和平野の山 
【日  時】 1998年03月25日
【メンバー】 藤ゆり(妻) 山太 
【コ ー ス】 近鉄橿原神宮前駅→橿原神宮→畝傍山→
       畝傍山口神社→神武天皇陵→畝傍御陵前駅→
       法然寺→天岩戸神社→香具山→天香久山神社→
       藤原宮跡→耳成山→近鉄八木駅
【天  気】 晴


 駅から橿原神宮までは広い道を歩く。橿原神宮の境内に入ると周辺の森は鬱蒼と茂っている。すごくデカイ木造の鳥居は圧巻である。
 途中にある深田池に立ち寄るとアヒル、白鳥、鴨、老人がノンビリと遊んでいる。一本の桜が満開だった、どういう種類だろうか。
橿原神宮本殿と畝傍山

 本殿を通り抜けて北神門を出るとすぐ畝傍山の道標があった。ここから山道になる。
 良く踏まれた道で歩きやすい。時々二上山や金剛山が見えるがほとんど木が茂っている。
 ちょっと汗をかいた頃頂上に着いた。頂上は広場になっていたが展望はあまりない。
 平日にもかかわらず家族連れ子犬連れ5〜6人が休んでる。私達は先が長いので休まず下山する。

 少し戻り、畝傍山口神社の方に下りる。神社の参道は桜の木がたくさんあった。蕾がふらみ「ああ、後に週間ほど遅く来れば良かった。」と悔やまれる。
 民家の中を縫うように歩く。あちこちの庭には沢山の花が育てられている。

 大師堂周辺で少々迷ったが無事神武天皇陵の森に入る。誰〜れも居ない。時間は11時半、少々お腹が空いてきたのでここでおにぎりを食べる。

 畝傍御陵前駅を通り過ぎ、飛鳥川を渡る。細い流れの河川敷は廃車やゴミの投棄、ちょっと汚いなあ〜。
 橿原公園テニスコートでは、女子高校生が学校対抗の試合をしている。大勢の黄色い声が大和平野にこだまする。若いって良いなあ〜。

香具山山頂にある社


 牛乳工房で飲むヨーグルトとアイスクリームを食べ、天の岩戸神社を訪れる。これがあの天の岩戸か〜、結構小さいのでビックリする。
 そこから道はグンと狭くなってまた迷ってしまったが、村の人に聞いてやっと香具山の山道に入る。今度はあっけなく頂上に着いてしまった。ここも展望がない。すぐに天香久山神社に下る。さすが古い神社だ。
 さあ三山を目指して後ひとつ。藤ゆりは少々疲れ気味だ。

 八釣山地蔵尊の前を通り、民家の中をジグザグに進むと藤原宮跡に出た。すっごく広い。
 目指す耳成山が迫ってきた、後ろには香具山、そして左には今日最初に登った畝傍山が見える。ちょうどここが三つの山の三角形の中心にある。
 耳成山はパスすると言っていた藤ゆりも、こうなりゃあ最後まで頑張るか!、と言う気持ちになったらしい。

 近鉄線大阪線を越えるとすぐ池があった。その畔の耳成山公園が耳成山の玄関になっている。耳成山口神社の参道を登ると神社がある。これも古いわ〜。そこからほんの数分程登ると頂上である。やっぱりここも展望は悪い。

耳成山と麓の耳成公園


 さあ、もう下るだけ。もう一度耳成山公園を訪れ、線路沿いの道を八木まで歩いた。全行程14キロの万葉の歴史をたどるハイキングでした。
橿原神宮駅9:30→畝傍御陵前駅12:00→近鉄八木駅15:00
 今回はあまりにも低山だったので、私のピークコレクションに入れようかと迷ったんですが、歴史的に有名な山ですし、一つ一つ立派な独立峰ですので数えることにしました。低山ごめん。m(_ _)m

  〇~~/\/\~~/\~~ 《山太 Santa!》



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