FYAMAの仲間、通称「木曜組」は、関西では有名な樹氷ハイク!、高見山に登ってきました。
【山 名】高見山 (1,248.9m)
【山 域】 台高山脈
【日 時】 1994/02/03(木)
【天 気】 曇り後雪
【地 図】 エアリアマップ 高見山
【メンバー】ファイヤーマン 、HiO、山太
【行 程】 榛原→高見山登山口→小峠→高見山→天狗山分岐→高見神社→奥山→桃俣→榛原
榛原から乗ったバスはどんどん山に近づくのに、周辺の景色は雪がない。寒波が来ているらしいが、ちょっと期待薄!。
殆ど雪を見ないまま高見山登山口に着いてしまった。積雪1ミリ。
平日だと言うのにバスには私たち以外に登山者が4名も居る。平日は登山者に会うことは滅多にないが、やっぱり樹氷シーズンと言うことで人気があるのでしょう。バス停にも数台の車が止まっている。
同じバスに乗ったおじさん1人、おばさん3人のパーティーは、スニーカーを履いた軽装だったので、「高見山に登るのですか〜。」と問いかけた。
「そうですよ、高見山が初めてだったら一緒に登りますか〜。」なんて向から誘いかけられたんですが、二度登っているので失敬して、お先に〜!。
よく踏まれた石畳の道は旧伊勢街道、傾斜も緩やかでちょうど良い足慣らしです。小峠まではほんの数センチの雪で、嵯峨のファイヤーマンさんの庭より少ないかも〜。バスを降りて一気に歩き出したので、一汗かいてしまった。
小峠で一枚脱ごうと思っていたが、休憩するとさすが寒い、マイナス2度。
スパッツを付ける。長いバスの道中で腹が減ったので、にぎりめし一個ほうばる。
ここからが急な登りなんだ!。歩き出したが、ズルズル滑るのでアイゼンを付ける。
山太はちょっとたいそうだったが10本爪のアイゼン、もう20年ほど前に買った骨董品、アイゼンバンドは2本締めだが山太考案の特殊止め、これしか持っていない。
ファイヤーマンさんは“X”アイゼン。これまた骨董品でどうもよく外れる、話を聞くと鎖部分が紛失して無くなっているらしい。そりゃ外れるわ〜。
HiOは、最新式のゴムの軽アイゼン、足踏まずのところに輪っか状に止めるだけ。アイゼンワークなんて関係なく軽快に歩けそう。でも登りは締め方がゆるいと前にすっぽと抜けるみたい。
植林が無くなると周辺が明るくなり、樹氷が見え始めた。風が強く海老のしっぽが成長している。道はよく踏まれていて凍り付き、その上に数センチの新雪が積もっている。ツルツル滑りそう。
空は曇り空だが結構遠望が聞く、でも隣の山が見える程度です。
頂上まではよく踏まれた道で迷うようなところは全然ない、きっと日曜日には大勢の人が登っているのでしょう〜。
頂上はさすが樹氷が綺麗だった。祠やポールに海老のしっぽが10センチ程成長している。海老のしっぽは風が吹いてくる方に有るんですね、とHiOが感心していた〜。
数メートル下がった非難小屋で昼食。先客が3名程ラーメンを炊いていた。
私たちもコンロを出しラーメンを炊く、さすがに今日はガスコンロです。アルコールバーナーは持ってこなかった。
小屋の気温マイナス6度、皆の身体から湯気が上がっている。こんなに寒くってもビールは旨い。500ミリをぐいぐい呑んでしまった。HiOがビールの350ミリを開け、さんに呑みますか〜、と分けている。おお!そうだ山太のもあげよう、とロング缶を振ってみたらもう空っぽだった。(^_^;
シェラカップに少し残っていたビールを飲むと、シャリシャリと音がする、ビールが凍りかけている。カップの縁に付いた泡はシャーベットになている。
次はさんからもらった酒缶を熱燗にする、これまた旨かった〜。
非難小屋にはすばらしい出来の登頂プレートが、いっぱい貼って有りました。
FYAMAのプレートも欲しいなあ〜。
頂上で1時間ほど休憩していたんですが、登り口で「一緒に登ったげましょか。」と誘ってくれたパーティーはまだ登ってこない。
下山予定の桃俣のルートは古いトレースの上に新雪が積もり、時々ルートが分からなくなる。こちらは結構雪があり膝まで潜る。うん!久々の雪山だなあ〜なんて懐かしく思いながら、ルートを探しながら歩く。変なトレースを付けてしまうと後の人が困るだろうから慎重だ。
本心は、後から通った人に「間違ったルートを付けてー。」なんて笑われないためです!。
空がだんだん暗くなり雪が舞ってきた、冬型の気圧配置が強まってきたのかもしれない。
高見神社から林道に降りても、新雪がどんどん積もっている。アイゼンを外したが、凍結した林道は滑る滑る〜恐いいいい。
4時10分のバスの時間が迫っていたので5キロ以上の道を一生懸命歩いた。
さすがウオーカー、ファイヤーマンさん早い早い。10分ほどの余裕でバス停に到着。
こちらのバスは私たちだけの貸し切りでした。
〇~~/\/\~~/\~~ 《 山太 (Santa!) 》
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