きびしい白鬚岳



【日  時】 1993年7月7日夜発(水)〜8日(木)
【山  名】 奈良県 白鬚岳() 1,378.2m 2等三角点
【ルート 】 吉野川系神ノ谷川東谷出合→山の神の小祠→小白鬚→白鬚岳→
      小白鬚→トグラ→神ノ谷在所→東谷出合
【天  気】 くもり一時小雨
【メンバー】 関西こまくさ、山太

 ちょっと天気も悪いので朝発にしますか、なんて話しも出たのですが、「とりあえず、前の晩から行って呑みましょや!。」と言うことで、七夕さんの夜、8時半に藤井寺駅で関西こまくささんと落ち合う。

 西名阪の福住インターを出る、そこから広域農道を通り、吉野川へ。夜中に雨が降るかも知れないので、屋根のある泊まるところ。なんて考え、入之波温泉の釣り公園へ。あったあった、ダム湖の横に屋根のある休憩所が、椅子もテーブルもその横にテントを張る場所も、勿論屋根の下です。22:30到着。

 それから2時近くまで、ビール酒を呑みながら、山の話、パソ通の話、と話題がつきない。
 6時半、モソモソ起きる。相変わらず雨が降りそうなお天気。神ノ谷川東谷出合の広い駐車場に車を止めて、東谷から登り出す。7:45 東谷出合から少し荒れた林道を登るとすぐに山道、結構茂っていて時々道を見失いそうになる。
 1ヶ所地図に滝マークがあるのだが、この滝なかなか立派な滝です。右岸をすごく大巻きをしてもまだ滝が見える、どうやら2段になっている様子。
 きつい登り、しんどいしんどい、後から追い上げる関西こまくささんはさすがハイペース。
 出掛けにポツポツした雨はもう降る様子はないが、とにかく茂っている草でパンツまでビショビショ。

 尾根に取り付きの最後の登りはきつかったなあ。脚は言うことが聞かず、木をつかんで腕力で引っ張り上げる。その腕力ったって日頃、重たい物持ったこと無いもんなあ〜。
   さあこれで尾根をポクポク歩けば白鬚岳の頂上だ、なんて思っていたら何のの結構きつい登りである。地図に出ない起伏が多く尾根は痩せてるし、最後の登りで白髪岳を見たときは、その格好良さに思わず「ワー!」。結構尖って居るんです。

 頂上に10:30 到着、珍しいことにまだ測量の櫓が健在、でももうそろそろ壊れそう。ガスのため見晴らしはなかったが、天気が良くても木が茂りダメでしょう。ちょっと早い昼食。昨夜あれだけ呑んだのにちゃーんとビールを担ぎ上げてきた。カンパーイ!。
 1時間ほどの休憩。帰路はまっすぐ西へ伸びている尾根を通り、神之谷の在所へ。登りよりもっと生え込んでいて、茨が多く半袖で歩いていたので擦り傷だらけ。
 アジサイがすごくきれい、アジサイってこの季節しか気にとめないんですが、結構たくさんあるんだなあ、なんて思いながら、露に濡れたアジサイの美しさに何度も何度も感激。駐車場に帰ってきたのは2:00 頃だったと思う。

 帰る途中、下多古のフリーの岩のゲレンデを偵察、ヘヤピンカーブの上下に箇所有って、結構きつそう。沢登りでしか岩を登っていない山太にとって、到底登れそうな感じではなかったなあ〜。
 脚の靴下の上ぐらいと、腕が虫にいっぱい咬まれ、カユイカユイ。!。

          〇~~/\/\~~/\~~ 《 山太 (Santa!) (snt) 》



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