よく考えると、六甲の最高峰に歩いて登るのは初めてだった。デートでドライブの途中に一度立ち寄ったことがある。相手は誰だったか忘れた(^_^;。
そんな昔だから、三角点までは進入禁止でタッチ出来ない時代だった。
ここしばらく、のんびり山行が多かったので、今度のアルプスの足慣らしにちょっと気合いを入れることにした。
普段なら車で大峰方面に繰り出して、ピークを一つ二つ稼いでくるのだが、梅田でアルプス行きバスの切符を買う予定もある。
【日 時】1996年08月14日(水)
【山 名】六甲最高峰 931.3m 西お多福山
【山 域】六甲
【天 候】曇り
【メンバー】山太 単独
【コース 】阪急御影駅8:40→五助堰堤→本庄橋跡→一軒茶屋11:00→六甲最高峰
→凌雲台13:30→石切道→西谷橋→14:50阪急御影駅
阪急御影駅を下り、神戸情緒の町並みを地図を片手に通り過ぎると、大きなマンションが立ち並ぶ住吉川の川縁の道になった。
台風の余波できつい日差しはないものの、いやに蒸し暑い。民家が無くなった所で短パンにはきかえる。ズボンを脱いでいるときに、アベックの車が通り過ぎる(^_^;。きっと変態だと思われたことだろう。
気を取り戻して歩く、股に当たる風が気持ちいい、夏はこれだなあ〜。
五助堰堤の上は土砂が埋まって、結構広い広場になっている。そこから五助山の小径を見つけ入ってみるが、すぐに細い尾根が完全に崩壊して歩けるような状態ではないので、引き返すことにする。クワバラ、クワバラ。
よく手入れされた石畳の道は何か歴史が有るのだろう。小雨で濡れた石畳に、踏ん張った足がズルッツと滑りズッコケる。石畳の道は昔ワラジで歩くのに適したように作られているのだろう。
本庄橋跡を過ぎ「七曲り」。こういう名前の付く坂は結構急登が続くのだが、案外チンタラチンタラと登っていくので、なかなか高度計の数値が上がらない。
やっとドライブウェイにたどり着き、見覚えのあるコンクリート道の斜面を上がると六甲最高峰だ。
台風の風が強く、砂が短パンの足にバラバラとあたる感覚。砂嵐って言うのだろうか、風上に向かって目を開けていられない。
頂上でラーメンを炊いてビールを飲んで〜、何て考えていたんだが、そんな状況じゃない。取りあえずデジタルカメラで記念写真を撮り、早々に立ち去る。
何度もドライブウェイを横断して凌雲台の方へ歩く。六甲全山縦走ってドライブウェイを横断するとき車に跳ねられないのだろうか、たぶんその辺はちゃんと交通規制をして居るんだろう。
山道は結構アップダウンがあるのでしんどい。ドライブウェイを歩いたらダメなんだろうか、そんな疑問が出てくる六甲縦走路歩きでした。
途中で西お多福山に立ち寄る。三角点は元々ないのだが、どこかに頂上の印はないかとその辺を探したが見あたらない。一応登ったことにしておこう。
どこか風の当たらないところで、ラーメンでも作って食べようと思っているうちに凌雲台に着いてしまった。
「ビールと味噌ラーメン!。」食堂で注文して食べる。楽珍楽珍。
石切道を下りる。こちらの道も歴史があるらしい。勿論、六甲の石を切り出した道ですよね(^_^;。
案外早く自動車道に出てしまい、御影駅まで一時間ほどの車道歩きとなる。
〇~~/\/\~~/\~~ 《山太 Santa!》
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