2週続けて大台散策です。先週は雨にやられました。今回は曇りでまずまずのハイキング日和ですが、写真を撮るには青い空が欲しい〜。
正木嶺から日出ヶ岳を見る。立ち枯れが目立つ。 【日 時】1997年10月17日(金)
【山 名】日出ヶ岳 1,695m
【山 域】大台ヶ原
【天 候】曇りのち晴れ
【メンバー】単独
【ルート 】大台ヶ原ドライブウェイより散策
朝、1時半に起きる。こんなの初めて、「さっき寝たとこやのに〜」でも行く意志は堅い。
2時出発。3時50分、大台ヶ原駐車場に到着。安全運転だがさすが早い。いくら何でもチト早いので、しばらく車で仮眠をする。
【日出ヶ岳へ】
4時半に日出ヶ岳に向かって歩き出す。今日は満月だ、ヘットランプを使わなくても月明かりだけで結構歩ける。おまけに先週歩いたので道は憶えている。
駐車場にいた黒い犬が付いてきた。「おいおい!来るな。帰れ帰れ。」
実は、先週ここを歩いたときに、雨の中に女性カメラマンがおりました。傘を差して三脚を据えて撮していました。
その横に黒い犬が〜。ここは国立公園だ。飼い犬を連れてくるなんてちょっと常識を外れてるなあ〜。
注意してやろうかとも思ったんですが、そのカメラを見ると、中型カメラだった。負けた!。何も云わずに通り過ぎる。(^_^;
その黒い犬ですが、世を捨てて山で生活している犬だったんです。あの、女性カメラマンさん、ごめんなさい。
でもこの犬がその時のように私の後を付いてくると、私と同じように勘違いをする人がいるかも知れない。シッ、シッ!。
後になり、先になり、とうとう日出ヶ岳の頂上まで付いて来やがった。
5時、かすかに東の空が明るくなった。数人がカメラをセットして日の出を待つ。
この季節の太陽の位置はちょうど海から出るらしい。赤い太陽が海を赤く染めると、絵になるらしい。(写真になるらしいとでも云おうか)
今日の日の出は残念ながら、雲の上からだった。紅葉はもう済んでいるのだろうか、枯れた赤い色が目立つ。
平日だというのに、30人ほど日の出を見ようと登っている。又ね〜。
青い空はいつの間にか、雲に覆われてしまった。時折雨が〜。またかいな〜
その後も雨はほんの少しだが、時々お漏らしをする。
日出ヶ岳から正木嶺に登り日出ヶ岳の写真を撮り、駐車場に引き返す。
【西大台へ】
今日は西大台を歩いてみよう。東大台と比べこちらはセールスポイントが少ないのでグンと静かだ。
ところがナゴヤ谷を少し下ったところで、50人ほどの大パーティーに遭遇する。ツアーの団体らしい。のんびり歩いているし、時々立ち止まって、ガイドの説明が始まる。
「は〜い、道をあけて下さ〜い。」と言う声で私は花道を通ることになる。
しばらく歩いて、三脚を据えて写真を撮っていると今度は追い越される。又私が追い越す。そんなことを何度も繰り返し、ええかげん追い越すのが気が引ける。だってその他のパーティーは居ないんだもん。
松浦武四郎碑周辺の別天地。ここが桃源郷か〜。 紅葉は真っ最中なんだけど、真っ赤!紅葉!\(^O^)/、と言う色が無い。曇っているので色も冴えない。
開拓村分岐点から展望台に足を伸ばす。アチャ!、又さっきの団体に出合った。展望台から見る大蛇倉は霞んでいて写真にならない。
ワサビ谷で鹿に遭遇。以前はあちこちで鹿の姿を見たが、今回は初めてだ。
鹿は少なくなっているのだろうか、それとも人が見える所から追いやられているのだろうか。
開拓跡は今ではもう森の中。七ツ池、昔は池が七つもあったのだろうか?、今は一つもない。
松浦武四郎碑周辺の開けた地はすばらしい。今まで森の中を歩いていたのでこの広がりには感動する。西大台では私はこの地が一番好きだ。
駐車場に戻りラーメンを作って食べていると、青い空が出てきた。天気が良くなってきているようだ。これならいい写真が撮れるかも知れないぞ。
もう一度松浦武四郎碑の谷に下りる。やっと青い背景の写真が撮れたので納得しよう。
大台で朝4時から夕4時まで、12時間たっぷり遊びました。
〇~~/\/\~~/\~~ 《山太 Santa!》
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