ダイトレ南部迷走縦走


 ダイヤモンドトレールは屯鶴峯から始まる。
そのダイトレ完全走破を目指し、屯鶴峯をスターとしてもう4年も経ってしまった。
 今回はその続き、紀見峠から西へ西へ。

【日  付】 1997年01月23日 
【山  名】 根古峰(749.6m)
【山  域】 和泉山脈
【ルート 】 紀見峠駅→山の神→紀見峠→根古峰→阿弥陀山→三石山→紀見峠駅
【天  候】 晴
【メンバー】 単独

山間にある小さな紀見峠駅

 9時過ぎ紀見峠駅に着く。国民宿舎紀見山荘の前を通り紀見峠に向かって歩く。もう少し雪があるだろうと楽しみにしていたのに全く無い。
 ここから自動車道を紀見峠まですんなり歩けば問題なかったのに、地図で確認もせずどんどん金剛山への細い村の道を登ってしまった。

門の中にポスト?村の郵便局だ

 山の神に着いて、この辺が紀見峠かとウロウロする。まだ自分がどこにいるか把握しておらず適当に高いところへ登れば何とかなるだろうと、谷間の仕事道を見つけ登る。

山の神、ここからヤブ漕ぎ(^_^;

 どうしていつもこんな道を登ってしまうのだろうか、なんて思いながらとりあえず県境の稜線までたどり着いた。
 あちゃ〜、全然道がない。ここは何処、私は誰??。この時点でてっきり私は紀見峠より西側の稜線を歩いていると思っていた。とりあえず西に向かってヤブを漕ぐ。猛烈な茨のヤブになり、ズボンも破れる。もう帰ろうか〜。(-_-;)

 すっかりダイトレを繋ぐ意欲は消えふせて、伐採真新しい南の斜面をズルズルッと下ると林道に出た。
 取りあえず落ち着け落ち着け。シートを広げてにぎりめしをほうばる。

 少し気分を取り戻し、林道をしばらく西の方に歩くと、広い自動車道に出て紀見峠の道標が見えた。
 この時点でも私は何処を歩いているのか、全く理解できていなかった。とにかく岩湧山という矢印の方向へ歩けば良いんだ。
今まで約1時間ほど彷徨している。

 さすがダイトレはヤブ漕ぎはない。道標もいっぱいある。ボ谷ノ池に着いてやっと現在地確認。おいおいなんちゅう頼りないこっちゃ〜。
 このあたりでもほとんど雪はない。

岩湧山三合目は木立の中

 グググッと急な坂を登ると3合目に着いた。河内長野方面の視界が開け急に銀色の世界になった。積雪は5センチほどだが、やっと冬の景色になってグ〜。おなかもグ〜。もう12時半だ。

うっすらと雪化粧

 林道の終点に登ってきた。(林道の終点に降りてきた)と言うのが普通だが、ここは稜線に林道が付いているので、こんな表現になる。
 ベンチの雪をかき、シートを広げてラーメンとビールでひとり宴会。単独でもこのひとときが一番楽しい。ラーメンは汁まで全部飲んでもた!。
 天気は良いのだが、木立の陰で展望とお日さんがないのがちょっと残念。

根古峰山頂\(^O^)/

 道からはずれて根古峰の三角点を探す。あったあった!ひっそりと反射板の陰に隠れた林の中だ。549座目の山になった。\(^O^)/

 阿弥陀山は以前に登っているのだが、一応今日のキリとして三角点を探したが、雪のヤブ漕ぎはつらいので30分ほどで諦める。未踏なら丹念に探すのだがまあ良いか。
 ここから一番近い下山方法は三石山を通って紀見峠駅だな。まあポクポク林道を歩くのも嫌いじゃない。
 先日あめのうおさんの報告にもあった三石山も、以前に登っているので今回はパス。1時間ほどの林道歩きの末、紀見峠駅に3時40分到着。

 2ヶ月ものブランクで、鈍った体と頭はフル回転せず、ドジな山行でした。


            〇~~/\/\~~/\~~ 《囲炉裏 山太 Santa!》


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