コザクラからコウベェ矢塚


 92年10月30日(金)晴れ一時雨
 
 今回は行く先を決めるのも、コースを決めるのも、ダイヤを調べるのも面倒だったので、#264のあきゆきさんのコースを歩いてきました。
  
 がんばって朝早く起きて、あきゆきさんと同じ時間のバスに乗る、こんなに早くこちらに入るのは始めてです。
乗客はご夫婦の登山者と私と3人です。バスの運転手が「最近熊が出ているので気ーつけや!。」ですって、親子連れの熊がうろうろしている様です。
そういえば、榛原の駅にも「熊に注意して下さい。」と言う張り紙があった。
ちょっと恐いなあ。

 8時35分歩き出す、あきゆきさんのおかげで迷う事なく登だす、ところが5分程登って思い出す、しまった!。水を汲むのを忘れてた。
 最近ワッショレ隊がよく山頂でラーメンを作っているので私も食べたくなり、今日はラーメンとおにぎりです。
 しかたなく下の沢まで水を汲みに降る。沢の上流には民家があって、雑排水も流れているかも知れないが、他に汲むところがなく、しかたなくそれをを汲む。まあ飲んでも死にはしないだろう。(^_^;

森のなかの頂上、コウベェ塚

 なかなかきつい登りです。幸いにも中腹で沢の音がする、尾根道からしばらく仕事道に入り水を汲みなおした、やれやれ。
一度も休憩せず黙々と登る、ちょっとあきゆきタイムには遅れている様子です。
頂上間直は駈けるように急ぐ、10時ジャスト!コザクラ到着、15分の遅れ。
あきゆきタイムより10分遅れて10時10分出発。
 やっぱり道は見あたらないなあ、広い尾根なので倒木をよけている間に方向がずれるので、シルバーコンパスのリングを回し、東に矢印を向けてコンパスとにらめっこしながら歩いた。
 コウベェ矢塚11時35分、あきゆきタイムより5分の遅れ。
 さあここから迷ってしまった、笹のヤブを探し回ったが、とうとう見つからずかなりのロス。途中シャリバテでおにぎり1個食べるために休憩しただけで、くたくたになって13時に伊勢辻山に到着。
 ビールのロング缶がほんの一口で無くなってしまった、うまい!。ラーメンもうまい。誰も居ない山頂で展望と紅葉と、黄葉を楽しむ。
 13時30分下山、滝には寄らず一気に大又に下る。14時40分大又到着。


 バスに置いていかれ、がっくり!。

 大又口の農協でビールを2缶買い、麦谷口の河原で待つ事1時間20分。
寒冷前線の通過で急に雨が降り出してきた。バス停の屋根のある待合い所で雨宿り、と云おうかそこでバスを待っていた。
 バスが来た来た!あれあれ、そのまま通過、へえ!なんちゅうこっちゃ!バスの後ろからオーイ!と言って雨の中で手を降ったが、むなしい努力。(^_^;)
 バカヤロウ!、投書したる、告訴したる!。
次のバスは1時間20分後です、しばらく途方に暮れてしまった。(ちょっと大げさかな〜。でもあれはショックだったなあ。)
「次のバスの運転手に文句云たる、そやないと気がすまん!」

 じっと待っていても仕方がないので、ぶらぶら歩きだした。日が暮れかけた山間を歩いていると、だんだん気分が晴れてきた。歩くって気持ち良いなあ。
5時25分真っ暗くなった頃にやっとバスに乗る。もう怒る気など消えふせていました。
 朝一緒だった夫婦連れがバスに乗っていた、「ちょっとバスに置いてきぼりにされてしもうて〜、(;_^)」と笑える山太に戻っていました。

PS、あきゆきさんありがとうございました。

            〇~~/\/\~~/\~~ 《山太 Santa!》



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