2週間前、立里から中津川への道が車では通れず、お預けになってしまった。
今回はその陣の峰に登ってきました。
あんなヤブ漕ぎをするつもりじゃなかったんだけどなあ〜。
【日 時】1997年07月18日(金)
【山 名】陣の峰 1,177.4m
【山 域】奥高野 (奈良県吉野郡)
【天 候】晴れ
【メンバー】単独
【ルート 】飛養曽→東尾根→陣の峰→南尾根→赤谷川渓谷→辻堂→飛養曽
もう梅雨明けだろうか、梅雨前線は南に下がり、大陸からの高気圧でカラッとしたすばらしい青空が広がっている。
10時半、飛養曽に車を停めて、いちばん高い民家まで歩く。数分おきに聞こえる大砲のような音はいったいなんだろうか?。
村の墓から山道があった。登山口とは書いていないが、登山の対象となっている山でもないので、しゃないな。
植林の中の仕事道ははっきりしている。右高のトラバース気味に登っていく。
30分ほど歩くと植林がなくなり笹のヤブ漕ぎになった。道ははっきりしているので心配はなかったが、昨日までたっぷり降った雨で、ヤブを漕ぐとずぶぬれになった。
尾根に乗っかると笹が少なくなり歩きやすくなったが、今度は時々道がわからなくなる。
何度も鹿を見る。先ほどの大砲のような音はシカ追いかもしれない。
陣の峰頂上付近で全く道が無くなってしまった。地図を見ると頂上を巻いている矢放峠への道があったので、そちらがメインになっているのだろう。
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藪の中の三角点。景色がないのでこんな写真です。 |
陣の峰の頂上は僅かに切り開きがあるだけで、プレートも全くない。2等三角点の石は土の中に埋もれていたので、掘り出してここが頂上だと確認する。
12時10分。
ラーメンと冷えたビールで、1時半まで一人だけの頂上を楽しむ。
頂上から東へ下ると踏み跡を見つけた。しばらくその踏み跡をたどると“境界”のポールを見つける。この尾根は南へ下っている尾根だ。
この道を下ればかなり遠回りになるのだが、それにしてもはっきりした道だ。
登ったときのヤブ漕ぎはつらかったので、“未知なる道”を歩いてみよう。
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どこでも歩けそうな境界の尾根 |
時々現れる“境界”のポールを頼りに標高1,000m位まで下ったが、尾根が広くなりとうとう道も見失ってしまった。
どこでも歩けるような浅い藪だったので、そのまま下るとかなり古いトラバース道に出合った。2時半。
これは地図に載っている昔の中津川から清水までの道らしい。でも結構荒れていて、ルンゼに架かっていた橋は朽ちて使えなかったり、ガレで完全に道がなくなっていたり、この道に出れば何とかなると思ったのに、かなり神経を使う。
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こんな藪の中から車道に飛び出た。 |
途中で下っている仕事道を見つけ、このままトラバースするのを諦めこの道を使うことにした。このときは「これで助かった」と思ったが、この道もかなり手強い。
この辺の斜面はかなり急なので、僅かな道だがはずしてしまうとえらい目に遭いそうなので、どこでも降りるというわけには行かない。
やっと3時半に車道に出てほっとする。後は車まで1時間半のアルバイトだった。
相変わらず、好きではない藪を歩いてるなあ〜。(^ ^ゞ
〇~~/\/\~~/\~~ 山太 Santa!