近百、鈴鹿の烏帽子岳はヤブ山でした〜


【日  程】:1995年5月18日
【山  域】:鈴鹿北部
【山  名】:烏帽子岳() 865m 三国岳() 890m
【ルート 】:時山橋→烏帽子岳→三国岳→阿蘇谷→時山橋
【天  候】:晴れ、
【メンバー】:山太単独

 ええ天気だ〜\(^O^)/。

 昨夜はFYAMAの定例会で午前様(^_^; 。でもこの好天を見逃すわけにいかない。二日酔いの重い頭を抱えてとにかく 6:00 出発。

名阪自動車道で、 9:00 どうやら時山橋に到着。取水場の前の尾根に登山口の案内が見える。ちょうど出発には切りの良い時間だったが、シャリバテのおまじないに、にぎりめしを一個食べる。?

  9:15 急登の道はみるみる高度を稼ぐ、やっと登りに慣れた頃、左へトラバースして、沢の中を進むようになる。先日からの雨でかなり水量が多い。
 道はほとんど踏み後程度だが、テープを頼りに何度も何度も沢を渡る。

 やっと沢の中を過ぎて植林帯に入った頃、前を歩く黒い陰!。真っ黒い尻の様子からカモシカだ。私に気付かずしばらく道を歩いていたが、登山道から離れ、しゃがんでキジを打っている。
 カモシカがしゃがんでキジを打つかは知らないが、後ろから見ているとそんなように見えた。動こうとしない。
 そうだ、四方YAMA話で山人さんが、「鈴鹿でひげ面に出会ったら声を掛けて下さい!。」って言ってたのを思い出す。「おい!」と声を掛けると、振り向かず立ち去ってしまった。どうやら山人さんでは無さそう。(^_^;

 尾根に乗ったところで、北の景色が一気に開ける。すごい!。一番に目に付くのは伊吹山だ。その奥に沢筋だけ雪があるのは能郷白山だろうか。はるか向こうに白い雲が見える、いや待てよ、あれは白山じゃないか。よく見ると、北アルプスも見えている。澄み切った空気と青い空、そして新緑。眼下の平野はもう田植えが始まろうとしている。

 10:30 烏帽子岳到着。狭い頂上は展望も無く満足度の薄い頂上だ。
ここから三国への縦走はケモノ道にテープがあると言った感じ。小さな道標には「迷い道あり」とおどし文句が書いて有る。(^_^;
 一応コンパスで確認しながらドドドと下る。県境稜線がどこやら、三国岳がどこやらさっぱり分からない。ただテープだけが頼り。

 ちょっと旬は過ぎているが、石楠花が素晴らしい。ものすごい花の量にビックリする。 満開の木、地面一面に花びらが積もっている木。
 途中一カ所露岩で展望が開け霊仙山、三国岳を覗くことが出来る。でもその後は又石楠花のトンネルだ。
 あれ?と思う事が数度あったが、確認できたテープまで戻ると、次のテープを見つけることが出来る。

 途中で伐採地帯に飛び出る。株の切り口はビッショリ濡れている。幹と枝を失ったことを知らない根は、相変わらず水を吸い上げ続けているのだ。どうやらごく最近の伐採のようだ。
 笹が見えてきて大きなヌタ場を過ぎると、稜線に飛び出た。左に三国岳の道標、地図では右のはずだが〜、まっいいか。

 11:50 三国岳頂上到着。やったやった。展望はないがシートを広げてどっかり腰を下ろす。ざるそば、と〜!しまった。今日はビールを買ってくるのを忘れた〜無念。朝コンビニで食料を調達した頃は、二日酔いで到底ビールを飲む心境ではなかった。
 展望のない頂上でゆっくり休憩していて〜ふと気付く。標高815mと看板や地図に書いてあるが、私の高度計は890mになっている。地図を広げて見て納得。
ここは三角点のある815mのもう一つ南のピークだ。どうやらここを三国岳と言うらしい。

12:30 出発、下山途中にある815mの三角点にも立ち寄る。独標と書いてあった。取りあえず一応三角点を踏むというのがピークハンターの悲しい定め。(^_^;

 途中で関電の巡視路と合流。そこからは手入れされたい良い道になってきた。
かなり大規模なワサビ田の横を通り、現在使われている炭焼小屋を過ぎると、一輪車の荷車が通れるように手入れされた、歩きやすい道になった。山菜モードでゆっくり下る。

 13:45 三国岳登山口にたどり着く。後はポクポクとアスファルト道を時山橋の車まで歩く。タラの芽がもう大きくなっている。残念。14:00 車に到着。

 近百。73座目。\(^O^)/

            〇~~/\/\~~/\~~ 《 山太 Santa! 》
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