「近百」奥高野、牛廻山は遠かった。
昨夜、やっと決めたこの牛廻山、そう言えば近百だったんですね。
なーんちゃって〜、〜、(^_-) 71座\(^O^)/
【日 程】:1995年3月24日
【山 域】:奥高野
【山 名】:牛廻山 1,206.8 二等三角点
大峠山 1,210 無し
【ルート 】:牛廻越よりピストン
【天 候】:曇りのち雨
【メンバー】:山太単独
【地 図】:20万図,田辺 5万図,龍神 2.5 万図,龍神 昭文社,奥高野
6時出発、橋本から高野山に入り龍神スカイラインを走る。スカイラインの脇には所々雪が残っている。曇っているが遠望がよく利いて紀伊半島の山が全部見えているような気がする。
今回、展望がよかったのはこの時だけで、ゆっくり山座同定ををすればよかったなあ〜と、今頃後悔しきり。近百の護摩壇山のすぐ脇を通るが、すでに登頂済み、残念。
龍神温泉から林道迫西川龍神線に入るのだが、予想通り通行止めの看板(^_^;
もしこの道が通れなかったら、小又川から登らないといけないので、朝早く出発したのです。でもここから歩くとなるとしんどいなあ〜。
登り口を探しながらゆっくり車を転がす。通行止めという看板があるのに結構奥まで行けるなあ〜。ダメなら戻ろうと走らせていると、県境の峠まで上がってしまった。やったやった!。\(^O^)/
ここまで登れば、コースタイムでは1時間20分のんびり山歩だ。実はこのコースタイムにまどわされる。
名古屋ナンバーの乗用車が一台停まっている。登山者かな?。
9時半に歩き出す。しばらくは荒れた林道だ。4駆なら上れそう。蕗の薹がある、帰りしなに少し持って帰ろう。
15分ほどで林道から離れて山に入る道が左にある。そこで登山者が一人、先ほどの車の主だ。
「こんにちわ〜、こんな山で人に会うとは思ってませんでした〜。」と言うと、いきなり「300名山やってるんですか?。」と聞かれてしまう。
「いえいえ〜。」
リタイヤしてから山を始めもうすぐ完登だそうです。すごい!。
(ちなみに、この牛廻山は300名山ではありません。)
「これは近畿百名山の一つでして〜。」と説明をする。
私のあこがれの大笠山や猿ヶ馬場にも登っているという。お主、デキる!。
短い距離だから自慢話でも聞きながら一緒に登っても良いかな、と思ったのだが、「私は足が遅いので先に行ってください。」としきりに言うので、一足先に歩き出す。
チンチンチン〜、チンチンチン〜、後ろから聞こえる鈴の音がやけにうるさい。つい足が速くなる。すぐに後ろの方に距離が離れてほっとする。これがまた失敗。
道はよく踏まれていて迷うところはない。歩き出して40分ほどでひとつピークを巻く。西に向かって歩いているのでもうすぐピークだろう。
南の斜面はすごい伐採で丸裸、30分ぐらい歩けば着けそうなところにピークが見える。牛廻山はあれだな!。ちょっと遠い気もするが〜。
道はかなり下を巻いているので、適当に伐採の中を歩いてやっと目指すピークに到着!。あれ??、何にもない、ここはどこ??。
時間的にも歩き出して1時間半、この辺だけどなあ〜。じっくり地図とコンパスで検討する。
ありゃりゃ、ちょっと来すぎ、牛廻山から1時間先の大峠山まで来ている!。
参った参った、鈴がうるさかったので飛ばしすぎた様子。(^_^;
牛廻山に戻る途中、名古屋のおじさんとすれ違う。彼も大峠山に登るそうな。
チンチンチン〜、チンチンチン〜。
11時40分やっと牛廻山に到着。結局一番最初に巻いたピークが山頂だった。なーんや!。木立の中で展望は利かない。でも頂上は広く落ち葉が積もっていて気持ちがいい。そう言えば一度も休憩をしていなかった。シートを広げ、ビールを飲みながら寝っころがる。チーズ、ゆで卵、おにぎり、パン、と色々
あるので、ラーメンを炊くのはやめる。1時間ほどのーんびり寝ていると、ポツリポツリ・・、雨だ〜(^_^;
もっとゆっくりしたかったが仕方がない。降りるか〜。チンチンチン〜、チンチンチン〜。ありゃりゃ(^_^;
今、ピークの下を通過して行った。
すぐに追いついてしまった。チンチンチン〜チンチンチン〜。
すごいやかましい鈴だ。チンチンチン〜チンチンチン〜、色々山の話をしながら降りる。後ろを歩いていて、何度も何度もそのザックにぶら下がっている鈴を握りしめたいのを、ぐっとこらえました。(^_^;
チンチンチン〜、チンチンチン〜。チンチンチン〜、チンチンチン〜。
チンチンチン〜、チンチンチン〜。チンチンチン〜、チンチンチン〜。
1時半、車に戻る。名古屋のおじさんは近畿百座にも興味を持たれたようなので、リストを進呈する。これからもお元気で登ってください。
我が家から高野山経由でここまで130キロ、3時間20分。帰路は十津川経由で150キロ、4時間10分。ほとんど山間部の道だったから、ちょっと遠かったなあ。
〇~~/\/\~~/\~~ 《 山太 Santa! 》