「近百」白馬山はイバラのヤブ山


 風邪が長引き2週間もゴホンゴホン。このまま大事にしていても一向に治らないので、ちょっと荒療治、山へ行くことにした。

 パルプさんが土曜日登っているが、ほんまに山太は次に登る予定だった近百だ。後追い山行〜、と思ったがパルプさんもちょっと難儀したので、以前から考えていたルートで登ることにする。

【日  程】:1995年12月11日(月)
【山  域】:南紀
【山  名】:白馬山() 957.3m 2等三角点
【ルート 】:川合(南古谷川、中尾谷川分岐)9:45→10:20尾根取り付き10:30
       →11:20久保の峠11:30→12:30白馬山12:35→13:30林道14:00→ 14:40車
【天  候】:晴れ
【メンバー】:山太
【地  図】:20万図「和歌山」 5万図「動木」 2.5万図「紀伊清水」

 粟生地区上の組から橋を渡り、四村川沿いの道を奥へ入る。川合から先は地道になっている。私は結構新しい橋を渡り南古谷川へ入る。鮎返の滝と言うのがあるらしいが車からは分からなかった。
 すぐ地道になりちょっと心細くなるが、この道は路肩の工事をしていていもうすぐ舗装されるようだ。
 中尾谷川出合で林道分岐があり、路肩工事のしている道は中尾谷川の方で、何と龍神スカイラインに通じている。
 南古谷川の林道に入ったが、ちょっと私の車では不安だったので、ここから歩くことにする。四駆なら問題無さそう。

 地図では林道の終点から尾根に取り付くようになっているが、林道が先に延びていて取り付きが難しい。丹念に出合を確認して歩く必要がある。
 案の定、取り付きで10分ほどウロウロしてしまった。まったく取り付きは分からないが、この尾根だと確信を持ってヤブを漕いで尾根を登り出す。
 植林の中に道があった。結構ハッキリした道で途中で迷うことなく久保の峠に登り着く。でも最後で少し西の方に上がってしまったようで、久保の峠を確認できなかった。

 ここで初めて休憩。テルモスのお湯でコーヒーを作りパンをかじる。広い尾根は下生えも少なく、すっかり葉が落ちた灌木、うっすら積もった雪、風もなく木漏れ日が気持ち良い。

 道はないが、しばらくはどこでも歩ける広い尾根に、「こりゃ初冬の日溜まりはイクじゃな。」と、ほめてやったのもつかの間、P874から若い植林帯に入り猛烈なヤブに遭遇してしまう。イバラの藪にはマイッタマイッタ。
 川原河から登ってくる道と合流したところから道はハッキリしている。どうやらこちらがメインルートだろう。

 暗〜い白馬山ピークに到着。いつもならここでビールにラーメンだが、あのイバラのヤブ漕ぎをもう一度したくないし〜、「ちょっとチャレンジをしてみか!。」そうと決まれば安心の出来るところで昼食にしよう!、とすぐ出発。

 ルートを北の尾根にとる。パルプさんの足跡が雪の上についている。次のピークの手前でハッキリした道は左側にトラバースしているが、かまわずピークに登る。おやおや、こんな所までパルプさんは歩いているんだ〜(.)。
 まあまあ尾根には道が付いている。この頃からシルバーコンパスをにらみながら、尾根がわずかに北から西に少し振っているところで、東に伸びている尾根に乗る。このまま忠実に尾根を東に歩けば林道に突き当たるはず。

 ヤッタ!。やっと林道に出た。最後、林道壁面の崖は降りるのに苦労する。
この尾根の取り付き点を見つければ、一番簡単に白馬山に登れるかも知れませんよ。(^_-)

 林道の日の当たるところでラーメンを作ってビールをグビリグビリ、うめ〜!。
久々にルートを考えるヤブ山でした。ちょっぴり不安、でもこれがおもろいんだ。結果的にちょうど良いところに車を停めて、ぐるっと周遊ルートでした。

 その後、パルプさんの道路情報を頼りに生石ヶ峰も登ってきました。\(^O^)/

            〇~~/\/\~~/\~~ 《 山太 Santa! 》
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