北摂・秋を迎えに低山ハイク・明ヶ田尾山
夏の終わりのツクツクボウシが鳴き、ススキと冬イチゴはまだ蕾だった。農家はこれから稲刈りが始まるのでその準備に忙しそう。カヤの実を拾ったが、どうして食べるんだろうか。あ〜きよ来い、は〜やく来い!
【日 程】:1995年9月21日(木)
【山 域】:北摂
【山 名】:鉢伏山 () 604m 三角点無し
明ヶ田尾山() 619.9m 3等三角点
【ルート 】:阪急箕面駅→箕面滝→天上谷分岐→天上ヶ岳→鉢伏山→明ヶ田尾山
→高山→高山口〜池田
【天 候】:晴れ
【メンバー】:山太単独
箕面駅に10時前到着、駅から歩ける山って大好き〜。(9:50)
後1ヶ月ほど経てば紅葉狩りの観光客が押し寄せるでしょうが、今は閑散としている。紅葉の時期もいいが、こういう人の少ない時って、これも大好き〜。
すれ違う人は、空身でスタスタと歩いている。大阪人ってせわしないなあ〜。と思っていたら、どうやら体力づくりのウォークらしい。
10時ちょうどに昆虫館に差し掛かる。入り口にはからくり時計があって人形が動き出したところだ。普段なら通り過ごすところだが、あまり皆が早足で歩くので、それに逆らって観光客気分でゆっくり観覧。
ついでに昆虫館も入っていこうか、とドアを開けたが有料だったので、や〜めた!。(250円)
もう町では聞けない蝉がまだないている、ミーンミーンミィ〜〜ン。ツクツクボ〜シ、ツクツクボ〜シ!。
子供心に見た滝はもっと迫力があった。その時はもっと木が茂り、水しぶきがキラキラ舞っていた。迫力がないのは水量が少ないだけでは無さそう。
コンクリートで固められた岩や、道に張りめぐらされた策、そんな飼い慣らされた滝は面白ないなあ〜。
箕面名物だったサルはもうお目にかかれなかった。35年ほど前、ここでサルに帽子を取られてしまった。べつにサルは帽子をかぶりたいんじゃない。その帽子と食べ物を交換してもらうためなんだ。(-_-;)
10年ほど前に訪れたときはサルを自然に帰そうと、係の人が爆竹でサルをおっぱらっていた。でもすきを見て、置き引きや子供のおやつを略奪する強者も居った。餌付けをやめても食いもんを求めて滝周辺にやってくる。
駐車場がある車道に登り、しばらく車道を歩くと左に閉鎖された天上谷林道があった。そこから自然研究路2号と言う看板にしたがい山道に入る。自然観察の看板を丹念に読みながら勉強勉強。
針・広混交林誘導試験とか、冬イチゴの話とか色々解説がある。少しメモってここにUPしようと思ったが、全文を写すのが面倒なので要点だけを書く。
ところが後で見ると、自分の書いた字が読めない〜。(-_-;)
デジタルカメラが欲しいなあ〜。
政ノ茶屋からの道と合流してからは尾根通しの道だが、ほとんど展望がない。
左側には「これより先はサルを自然に帰す実験中ですので立ち入らないで下さい。」と言う看板。サルの王国か〜!。(11:00)
【天上ヶ岳←→五月山】と言う分岐の道標で通り過ぎようとしたら、何やら鉛筆で書いてある。
(天台山まで200メートル、歩いて約3分。展望台有り、ぜひ立ち寄るように。)はい!、わかりました〜。2分もかからなかった。なるほど箕面の町が一望。ここには役の行者の銅像が鎮座していた。(11:30)
いったん自動車道に出るとやっと展望が開ける。道標はなかったが鉢伏山の分岐らしい林道があった。人も車も通らないらしくススキが茂っている。
それにしても道標が無いなあ〜・・・と心配しながら歩いていると、右手の方が開け、木陰から広場が見える。薮をかき分けると、なんと公園?。私の地図には無いなあ〜。「鉢伏山→」と言う小さい道標を見つけ、安心してまた展望のない尾根につっこむ。
突然展望が開けカヤトの草原が開ける、空には送電線。うん、ここが鉢伏山だ。ピークを探したが、薮に阻止されてしまった。どうせ三角点のないピークだからこの辺一帯が頂上なんだろう。(12:20)
鉄塔の下でラーメンとビール。今日はアルコールバーナーや。真夏は高温になり過ぎて燃料が無くなるまで消えなかったが、今日は調子がいい。
シートを広げて寝っころがる。暑くもなく寒くもない、極楽極楽。(13:30)
明ヶ田尾山への道は展望がない。三角点のある山頂もやっぱり展望はまったくない。三角点の石はほとんど埋まっていて、四角い面だけが見えている。ちょっと埋め過ぎじゃないかいな。(14:05〜14:20)
少し引き返し、高山に下る。山頂から15分ほどで村に出てしまった。そろそろ稲刈りの用意をしているところだ。
高山にはバスが通っているのだが、なんとまあ1日一本、こんなで役に立つんだろうか?。
高山口までぶらりぶらりと自動車道を歩く。道脇のゴミを見ながら。(^_^;
空き缶がゴロゴロ。ジュースの缶はわかるがビールの缶も結構ある。飲みながら運転しているの??。
3時半高山口へ。バスは3時40分ラッキー!。
その後池田までバスに乗り、銭湯に入って身を清めてから、定例会に参加したのであります。
〇~~/\/\~~/\~~ 《 山太 Santa! 》