大峰、天ノ川温泉からヤブの栃尾山


 【日  程】:1995年8月11日(金)
 【山  域】:大峰
 【山  名】:栃尾山 () 1,256.9m 3等三角点
 【ルート 】:天ノ川温泉→坪ノ内谷→大平辻→栃尾辻→栃尾山→坪内道→温泉
 【天  候】:晴れ
 【メンバー】:山太単独

 この猛暑、出る迄はおっくうなんですが、やっぱ!山はええわ〜。でも〜。(-_-;) 早くアルプスへ行きたいよ〜。今日はちょっと足慣らしです。

 7時半出発、ちょっと遅かったけど最近夏バテ気味。睡眠時間をとらなくっちゃ〜。

 天ノ川温泉に9時40分到着。温泉の駐車場に車を停めることにする。
「温泉ご利用の方以外は駐車できません。」と看板があったが、後で入るもんね。(9:45発)
 坪内から弥仙に登る道も、古くから使われている道だが、ちょっと人気が無いみたい。
 尾根道は暑いだろうと思い、坪ノ内谷の道を登ることにする。この選択は間違いだった。よく地図を見れば谷道は林道だった。(-_-;)暑い。

 短パンに半袖と言う出で立ちで爽快に歩き出したが、ブヨの襲撃!。
これにはギブアップ、長ズボン長袖に着替える。それでも手首や顔に容赦なく襲いかかってくる。ったく!。
 途中でおにぎりを食べたり、シカを見たりでイソ谷の登り口まで1時間もかかってしまった。(10:45着)

 登り口の案内は全くなかったが、「火の用心」と言う看板が一つ。これは送電線の巡視路だ。
 5分ほどで分岐があった。右は下っている巡視路、左はまっすぐ登っている登山道、迷わずまっすぐ登る。15分ほど登ったところでまたシカに出会う、この辺はたくさん居るんだなあ〜。
 立ち止まったついでに地図とコンパスで確認。(.) ありゃりゃ全然方角が違う。西に行くはずが東を向いている。ああ、まちごうた〜。疲れがどっと出る。

 先ほどの巡視路が正しかったんだ。巡視路は谷を越えるとぐんぐん登っている。この登りには参ってしまった。長袖のシャツは綿だった為、完全に汗でズブ濡れ、もう発汗どころか皮膚呼吸もできない状態。バテバテで坪内道に登り着く。完全にオーバーヒート。
 道にも迷ったが、地図でのタイム35分に1時間もあえいでいた。だから〜夏の低山はイヤや!ちゅうてたのに〜、と自分をとがめる。(11:45着)

 ここで初めて腰を下ろして10分ほど休憩。もうブヨに刺されてもいいやと、半袖のオーロンのシャツに着替える。やっぱりこれでなくっちゃ〜。

 30分ほど歩けば栃尾山の分岐があるはずだが〜、と思いながら地図を見る気力もなく、ふらふらと登っていく。おかしいなあ〜40分、50分。突如小屋出現。ここはどこ?。

 ありゃりゃ、栃尾辻の避難小屋まで来てしまった。栃尾山はもうとっくに通り過ぎている。(.) (12:40着)

 ここで定番のちびたーいビールとざるそば。\(^O^)/ うめえ〜。

 今日は新作発表!。これはウェルネスのらむ若さんが、研究に研究を重ねた結果をあるパティオで教えていただきました。
 それは、330ml のミネラルウオーターを冷凍して、ビールのロング缶と一緒に断熱シートにくるむんです。これって抜群。\(^O^)/
 まだまだ十分凍っている。この氷は下山までチビリチビリと飲めました。

 木陰にシートを広げてうとうとと昼寝。気温は23度ぐらい気持ち良いわ〜。
テントを担いだ二人のパーティーが登ってきた。ザックを広げ昼食の用意をしている。
 コンロの音にコッフェルの音。そして取り留めのない会話。うつらうつらしながらこんな音を聞いていると、アルプスに来ている見たい。(1:50出発)

 目的の栃尾山に登らにゃ〜。10分ほど戻るとかすかに踏み跡発見。道標もテープも全くない。ヤセ尾根をしばらくヤブを漕ぐと伐採されていて視界が開ける。
 栃尾山から天和山に連なる尾根が見えた見えた。あわよくば天和山へ縦走しようと思って出かけてきたのだが、めちゃ遠い。
 縦走しようと言う気持ちは、登りのバテバテで、とっくにあきらめましたけど。(^_^;

 栃尾山の頂上は3等三角点の石があるだけ。見晴は良いが山名のプレートも奈良百名山もイセ一貫堂も全く何もない。山登りの山じゃなかったんだろうか〜。(-_-;)(2:20)

 坪内に下りる尾根が見えているので、適当にヤブを漕いでよく踏まれた坪内道に出た。やれやれ。もっとスカッとした山に登りたいなあ〜。(3:30下山)
 総檜作りの天ノ川温泉で汗を流し、さっぱり!。(510円)

            〇~~/\/\~~/\~~ 《 山太 Santa! 》
トップページへ 山旅帳目次へ