新穂高温泉から徳本峠・残雪と新緑と花と


 【地  域】北アルプス・新穂高と上高地周辺
 【日  時】2004年5月18日〜19日
 【メンバー】こまくささん、さじさん、わかばさん、山太
 【天  気】18日曇り、19日曇りのち雨


「新緑の上高地はええよ!。」って聞かされて、のんびり上高地散策しようかって。
藤井寺インター→蟹江→一宮→飛騨清見→平湯温泉→新穂高温泉
平湯温泉で頃合いのところにビバーグ。夜9時の出発だったけど2時にはカンパーイ!(^_^)b
18日は好天だけど19日は雨の予報。計画は二転三転して今回のベストコースとなりました。

最初は平湯に車を停めて上高地に入る予定だったけど、新穂高温泉まで車で入り、ロープウェイで観光登山

登山者は少ないけど、ツアーでロープウェイは満員御礼。平日でも人気上々。

2階建てのロープウェイって初めての体験、でも乗ってみてどおってこと無い。な〜にも変わらないなぁ。

ロープウェイ展望台からの景色はすばらしい。笠ヶ岳や西穂高や槍ヶ岳ばっちり。

ここからテントを担いで西穂山荘までの登りだ。
登山届けを出して、「気をつけて行ってらっしゃ〜い。」なんて観光客が見送りしてくれる。

最初から雪の山になる。
かすかに踏み跡があるので迷わないが、斜面はどんどん急になってくる。

上高地散策ぅ〜って言っていたのに、こまさんはピッケルを持って用意万端だ。

最初の予定は徳沢園にテントを張って、蝶ヶ岳に登りたかったけど、19日の天気が悪いので出発前からあきらめた。

私としては案外楽な登りだなぁ〜、って思っていたけど、重いザックを担ぐのが初めてのさじさんは、ちょっとしんどそう。

小屋に荷物を置いてちょっとだけ独標方面に登ってみる。
おお!展望抜群。独標や西穂高はほとんど雪がついていない様子。

上高地や大正池がよく見える。あそこまで下りるんだぁ。

西穂高山荘とその向こうに焼岳や乗鞍が綺麗に見える。

小屋のテラスでのんびりお昼寝を決め込んでいる登山者もいた。
下りだしてすぐ道が怪しくなる。テープや道標があるところはやたらにあるのだけど、全然無くなると不安不安。
こりゃ気を許しては駄目だなと、コンパスを取り出し慎重に下る。
腐った雪は時々ボソ!っと足を取られる。

こまさんは左へ、山太は右へ下り道を探す。
左側が急斜面になっているので、こまさんを呼び戻そうと笛でコールしたが聞こえない様子。
そうそう、今は携帯がある。便利になったもんだ。
お決まりの河童橋での記念写真。

さすがにこの時期はひっそりしているでしょ。

小梨平にテントを張って、お風呂に入ってビールを飲んで、夜の宴会は延々と続く。ふと気がつくと11時半にもなっていた。
朝、まだ雨が降っていないぞぉ。時々青空も見えている。

明神池めぐりをして徳本峠へ向かう。
徳本峠の道はいっそう新緑が綺麗。
色々な花が咲いていたけど、ニリンソウの群生はお見事でした。
峠の手前は所々雪がついてるけど道ははっきりしている。
峠の展望台より穂高の荒々しい山容や、昨日登った西穂山荘が一望。

下りだした頃から雨がぽつりぽつり、濡れた新緑がいっそう綺麗。

小梨平のザックを回収してバスで平湯へ。
そして一人だけバスで深山荘に停めてある車を取りに行く。

良い山旅でした。
ニリンソウ        キバナスミレ        サンカヨウ        ショウジョバカマ